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2008年07月08日 (08:09)

くいだおれ、きょう8日閉店「全力で最後を盛り上げたい」

大阪・道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」が8日、閉店する。「料理で有名なくいだおれ」を目指していた調理長は、最後の客まで満足させたいと腕を振るい、20年間務めた仲居は「全力で最後を盛り上げたい」と力を込める。4月8日の突然の閉店発表以降、同店の4階から8階の宴会席は予約が相次ぎ、連日60組近い宴会が続いた。割烹(かっぽう)部の調理長、竹間弘さん(49)は「繊細な料理を心がけてきた。初めて来る方は、くいだおれがこんな料理を出していたのかと驚かれたかもしれない」と少し寂しそうに話す。

 竹間さんは九州のホテルで総料理長をしていた6年前、師匠にあたる当時のくいだおれ調理長が体調を崩し、後を託された。

 女将の柿木道子会長の「人形だけでなく、料理で有名なくいだおれにしたい」という熱意に触れ、包丁を握る毎日。食べた人があっと驚くような、奥深さのある料理にこだわってきた。仕入れ担当者と全国の産地を訪ね、味を確かめた素材でさまざまなメニューを開発してきた。

 ここ数年、「竹間さんの料理を食べたい」と予約も入るようになってきただけに「閉店は残念でならない」という。

 一方、昭和63年から勤める仲居の今西妙子さん(70)は、店の閉店とともに現役を引退する。「仲居を卒業しても店はずっとあると思っていたのに」と涙ぐみながらも「今は次々と懐かしいお客さんが来てくれる。改めて大阪を代表する店で働いていたと感じている」という。最後の1日も精いっぱい接客しようと決めている。


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