
「iPhone 3G」の国内発売が、いよいよ明日7月11日に迫った。すでに予約で買えることが確定した人がいる一方で、まだ購入の決断が下せない人、並びに行こうかどうか逡巡している人もいるに違いない。そんなiPhone 3Gが気になる多くの読者のために、“一足先に”iPhone 3Gを体験した神尾寿氏が、そのインプレッションを詳細に報告してくれた。
「iPhone 3G」 6月9日の発表から、ちょうど1カ月。IT業界のみならず、世界中がAppleの「iPhone 3G」の話題で持ちきりだった。ここ日本でも、ソフトバンクモバイルによる料金プランや販売方式の発表、発売日当日の情報がリリースされるたびに大きな注目を集めている。iPhone 3Gを心待ちにする人もそうでない人も、その動向から目が離せない1カ月だったのは間違いないだろう。
そのiPhone 3Gが、いよいよ明日、発売される。
筆者はこのiPhone 3Gを、発売に先立つ6月下旬に入手。それから2週間ほど、iPhone 3Gを日常的に使い、日本でロードテストをする機会を得た。
iPhone 3Gは今までのケータイとどう違うのか。その本質的な魅力とは何か。そして、「iPhone 3Gのある生活」とはどのようなものか──。
iPhone 3G発売直前の特別リポートをお届けする。
見た目よりすばらしい質感、考え抜かれたデザイン
Appleがプロデュースする「ユーザー体験」は、箱を開ける瞬間から始まる。これはiPhone 3Gでも例外ではない。
iPhone 3Gの箱は、とてもシンプルかつコンパクトなもので、余計なものは一切ない。箱を開けると、本体だけが現れる。ケーブルやイヤフォン類など、見た目に煩雑なものは箱の下段に隠されており、見るだけでうんざりする分厚いマニュアル類もそこには存在しない。まるで高級な時計かアクセサリーのように、箱から取り出すだけでうれしくなる演出が施されている。